「今日、殺処分の現場を見てきました。」

動物愛護センター 視察レポート

TOKYO ZEROキャンペーン・呼びかけ人 ハリス 鈴木 絵美

2014年度、11万874匹もの犬と猫が、全国の自治体で殺処分されました。 殺処分が行われるのは平日、つまり日本では平日毎日約450匹もの犬や猫が殺されているのです。

実際に殺処分とはどのようにして行われているのか。 今回、TOKYO ZEROキャンペーンは、関東地方のある動物愛護センターの視察を行いました。

以下、呼びかけ人のハリス 鈴木 絵美が撮った写真と感想をご覧ください。

この動物愛護センターで保護されているワンちゃんは、人が檻の近くに来ると、尻尾を振りながら近寄ってくる人懐っこい子が多いです。

手を差し伸べると舐めて、遊んでとせがみます。

数で言うと、猫の方が殺処分されています。日本全体の殺処分数で見た場合、猫が七割を占めています。

殺される猫たちのほとんどは子猫。
避妊去勢手術をしていれば、殺処分されなかった命がたくさんあるんだよ。

この部屋にいる子達が、今日殺処分される対象です。保護されてから一週間以上経ち、飼い主や引き取り手がいない、保護団体から譲渡の可能性が低いと考えられる子が殺処分されます。

飼い主に持ち込まれた子たちは即日処分されることもあるんだ。
※譲渡対象でも保管期限が来れば殺されます。

殺処分の時間になると、裏のゲートが開き、犬達は廊下へ走り出します。 この後、手前の壁が自動的に移動し、犬達が全員奥の殺処分室に追い込まれます。

これを「追い込み」と言うそうです。

殺処分は二酸化炭素ガスを使っています。二酸化炭素により窒息させるのです。窒息死は安楽死でしょうか?

一緒に視察をした産婦人科医の富坂 美織さんは「人間の場合、30%くらいの二酸化炭素を一気に吸い込むのであれば、ほぼ即時に意識不明となりますが、 徐々にCO2濃度をあげていく場合、また一気に大量吸入するわけでもない場合、犬猫たちも苦しいのではないでしょうか」と視察後コメントしていました。

ガス室内の様子。外を必死に見ている子もいました。このあと、ガスの濃度が高まり、全10匹が横たわります。

15分ほど待ってから、職員さんが一匹一匹をチェックし、死亡を確認します。

死亡確認後、後ろのドアが開き、死体が焼却炉へと落ちていきます。 焼却炉の煙突からは、うっすらと煙がたっていました。焼却には何時間もかかり、午後まで焼き続けるとのことです。

センター内には犬霊碑があります。人間の都合で飼われ、人間の都合で殺されていく命。

以前から日本で多くのペットが殺処分されているということは、頭ではわかっていたけど、実際に自分の目で見るのははじめてでした。

視察の間はずっと涙がとまりませんでした。

ぼくたちの辛い現実を最後まで目を背けずに見てくれてありがとう。
これからみんなでぼくたちを助けてね!

ぼくらがどんな状況にあるのか、皆に知ってもらいたい
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