2019.04.19

3・19緊急院内集会報告④浅田美代子さんや世良公則さんが熱い思いを語り、坂上忍さんからもメッセージが

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女優の浅田美代子さんやミュージシャンの世良公則さんらの呼びかけで3月19日に開かれた「悪質な繁殖業者やペットショップをもう野放しにしないで! 8週齢規制・各種数値規制・繁殖業の許可制を求める緊急院内集会」には、与野党17人の国会議員の皆さんをはじめ多数の方々が参加しました。

4回目となる今回は、著名人の皆さんのご挨拶を紹介したいと思います。

世良公則さん(ミュージシャン):私たちの社会は、小さな命を毎日のように奪ってきました。あるものは合法的に、あるものは非合法に殺されてきました。こうしている間にも小さな命が次々に失われていっています。そんな野蛮な国に住みたくはないと、私たちは動物愛護法の改正を求めてきました。ところが一部の議員の方の反対によって、重要な規制である「8週齢規制」などが法改正のテーブルに乗らない。ただ、その一部というのが、どんどん一部になりつつあると聞いています。大勢は、賛同してくださる方向にエネルギーが向かっているようです。反対の立場を取られている議員こそこういう場にきて、8週齢規制や各種の数値規制がなぜ通してはいけない法案なのか、はっきりと明言をしていただきたい。しかし残念ながら、明言をしてくれる方はいない。川の向こう岸にいる方と、こちら側にいる人と、石を投げ合うだけではいけません。こちらからもこぎ出し、あちらからもこぎ出していただいて、川の真ん中で堂々と賛成、反対の意見を闘わせて、小さな命のために何ができるか、何を決めるべきなのか、ともに命に向き合う一人の人間として解決策を見つけていきたい。皆さんの力をあわせて、今回の法改正で一歩でも前に進みましょう。我々の提唱しているこの三つの規制を是非とも前に進められるように、力を合わせてがんばっていきましょう。

浅田美代子さん(女優):ここにあげている三つの規制は最低ラインだと思います。8週齢規制については、前回の法改正で加えられた「付則」を外せばいいだけです。とにかく最低限の三つの規制だけでも通したいという思いで、集会を開きました。これがかなわなければ、また5年苦しむ犬や猫たちがいます。繁殖業をしっかり規制しないといけません。簡単に買える世の中だから、簡単に捨てられるペットたちがいます。最近は不幸な命がたくさんいるということを多くの皆さんが知るようになり、保護犬・保護猫の新たな飼い主になってくれたりする方も出てきています。ただ、私のところにはいま4匹の保護犬がいて、これでギリギリなんです。ギリギリの状態の人が増えてきているんです。動物愛護団体の方に聞くと、新たな飼い主のなり手が少なくなってきているという話も聞きます。そうなればまた、殺処分が増えるかも知れません。元をしっかり規制しないといけません。今回の法改正に期待したいと思います。超党派の先生たちは頑張ってくれています。皆さんと一緒に、なんとか法改正を切り抜けていきたいと思います。

山路徹さん(ジャーナリスト):蛇口を閉めることで不幸な命を減らしていくということは、当然やらないといけません。もともと命の売り買いなどというのが、これが正しいことなのか疑問です。いま殺されていく命があり、それを放っておくのであれば、我々もその「共犯」になる。一人一人の意識を高めていく必要があります。今回の法改正、いまの社会を映す鏡であると思うくらい、簡単ではない。しかし、5年に1度の非常に重要な機会です。犬や猫の寿命は短ければ5年、長くても15年。今回の法改正で彼らを助けられなければ、また5年かかる。命を大事にできない社会は、非常に恥ずかしい。我々は恥ずかしい社会に生きていると言うことを確認しながら活動していかないといけない。皆さんつながって声をあげていけたらと思います。皆がつながったときの力は、はかりしれない大きさになる。どうか皆さん、よろしくお願い致します。皆さん一人一人が、今日ここで話されたことを広めていってください。

山田美保子さん(放送作家、コラムニスト):いまから16年前、6週にも満たないミニチュアピンシャーを沖縄のブリーダーさんから迎えました。我が家についた途端、鳴き声はもちろん、咳が止まらず、4カ所の動物病院を回りました。「不良品だから返品して下さい」と獣医師さんから言われましたが、どうしてもそんなことはしたくなくて、沖縄のブリーダーさんに電話で相談し、小さなミニチュアピンシャーを沖縄に里帰りさせました。すると、咳がぴたりと止まり、元気に遊んでいる動画が送られてきました。狐につままれたような気分でした。その後、うちにきたらまた咳が出るんです。結局11週目まで咳が止まりませんでした。本当にかわいそうなことをしました。科学的根拠という話ではないかもしれませんが、私が経験した厳然たる事実をお話しさせていただきました。さて私は、放送作家として数々の動物番組やバラエティー番組を担当して参りました。超かわいい動物の赤ちゃん、8週はおろかまだ産まれたばかりのヨチヨチ歩きのわんちゃん、ねこちゃんをスタジオに出演させてきました。視聴率が取れるからです。またほかの番組では、金額の高さでランキングをしてみたり、人気のわんちゃん、ねこちゃんをランキングでクイズにしたりしてきました。犬猫を初めて迎える飼い主さんには、本当によくない影響を及ぼしたということを、いま猛省しております。そんななかで昨年10月、フジテレビ系で坂上忍さんの「坂上どうぶつ王国」がスタートしました。坂上さんは、いま13匹のわんちゃんと1匹のねこちゃんとご自宅で暮らしていますが、なんと東京ドーム1個分以上の土地を自らのお金で購入し、保護施設を建てようと計画しています。番組で失敗も成功もすべてさらすことで、何かが日本で変わってくれないかということで一生懸命その番組をなさっています。とても勇気がいることだと思います。そんな坂上さんからメッセージをいただきました。代読させていただきます。

坂上忍さん(俳優、タレント)メッセージ:今回、皆さまが呼びかていける「8週齢規制」をはじめとする三つの規制の実現は、当たり前の訴えと言い切っていいと思います。そもそも、いまだに悪質な繁殖業者やペットショップがはびこり、犬や猫などの動物を簡単に売買できてしまっている状況は、先進国として恥ずかしい限りなのではないでしょうか。動物はモノではありません。生き物なんです。生き物ということは、我々と同様に限りある命ということです。どうか、限りある命に当たり前の環境を与えてあげられる国になっていただきたい。この度の動物愛護法改正に、「8週齢規制」「各種の数値規制」「繁殖業の許可制」が盛り込まれることを切に願っております。

鎧塚俊彦さん(パティシエ):法律が通らないのはなぜなのか。反対している人がいるからだろう。ではなぜ反対しているのだろうか。おそらく利権がからんでいるのではないだろうか。ただ、僕も商いさせていただいてますから、利権というのは悪とは限らないですし、私たちが善で、その人たちが悪だというわけでは決して無いと思っております。塩村さんがおっしゃられた悪徳ブリーダーはたくさんあると思います。こういったところは徹底的に追求して、撲滅していかなければいけないと思います。ぜひその人たちに出てきていただき、僕たちの考えと何が違うのか、その人たちの言い分はなんなのか、じっくり聞きたいです。8週齢規制や各種の数値規制、これはこの国会でなんとか通していきたい。どうしたらいいか。昔、バターがなくなったという事件があったのをご存じだと思います。あれは急になくなったわけではなくて、1年くらい前からもうなくなるのはわかっていたんです。僕たちパティシエもそう言ってましたし、大手バターメーカーさんもさんざん「なくなる」と言っていたんです。でも、政府はなにも動いてくれなかった。結局テレビで、もうじき日本からバターがなくなるという特集をしてくれた。そうすると普通の方々が大騒ぎしだして、今まで何も動いてくれなかった政府が緊急輸入へと一気に動き出した。政治家の方々はやはり僕たちが選んでいるわけですから、危機感をあおらなければいけない。女房は2020年までに「殺処分ゼロ」を実現する活動を続けてほしいと言い残したので、僕はいろいろやらせていただいています。女房が亡くなったのは2015年ですから、東京オリンピックまではまだ時間があると思っていた。それがもう来年になってしまいました。今回の国会で、この三つを盛り込んだ規制をなんとか実現してほしい。そのためには皆さんで世論を盛り上げていく、それが必要ではないかと思います。私も微力ながら盛り上げていきたいと思います。

湯川れい子さん(音楽評論家、作詞家):仕事柄、世界中を歩いてきました。動物虐待があるようなところには、当然のこととして児童虐待があります。この日本が危険だったら困る、次世代を生きていく子どもたちが安心して生きられる国であってほしいということから、平和の問題、動物の問題、原発の問題に、私は一生懸命、できる限りのことをやりたいと思っています。動物の問題についてはやはり、日本は先進国として、また来年にはオリンピック・パラリンピックを開催する国として、誇りを持って、胸をはって「こんなに命を大切にしているのですよ」ということを言えるようにしたいという思いが、私はすごく強いです。原発の問題では、小泉純一郎さんが、こんなことをおっしゃっていました。これだけ利権で固められているものを変えられるのですか?と聞くと、「みんなの気持ちだ、一人一人の気持ちがそうならない限り、原発はなくならない」と。ジョン・レノンやオノ・ヨーコさんが言ったように「WAR IS OVER. IF YOU WANT IT」。それと同じような難しさがあるのかもしれないけれど、私たちには、動物たちの問題を良い方向に変えていける力があると思っています。皆が声をあわせれば、できることだと思っています。一緒に頑張りましょう。

門倉健さん(中日ドラゴンズ投手コーチ)メッセージ(門倉民江さん代読):門倉健です。試合が始まり、今日は参加できずとても残念に思います。大切な命、これを守る法律が作れないなんて、おかしいです。こんな簡単なことが、なぜできないのでしょうか。お話ししたいことはたくさんありますが、犬や猫たちを見てください。たくさん遊んで、甘えたくなったら寄ってきて、眠たくなったら寝る。目を見てください。生きているんです。いま私の家には、神奈川県の保健所から保護した生後6カ月の野犬の子犬がいます。先住犬の8歳のシベリアンハスキーのオレオにじゃれて、お腹のうえにのったり、首元で寝たりしています。まだ親が恋しい甘えたの子犬です。8週齢規制、各種の数値規制、繁殖業の許可制、これが実現できていないために、いまのこの時間も、たくさんの犬猫の命が失われ、不幸なめにあっています。どうか動物たちを守る、蛇口を閉める法改正の実現に向けて、一致団結、皆さん頑張りましょう。

藤野真紀子さん(料理研究家、元衆議院議員):せっかくここまで皆さまにお集まりいただいたのですから、ぜひ成果をあげたいと思います。一人一人がしっかりと思いを伝えようという気持ちになれば、必ず一歩前に進むと思います。8週齢規制と数値規制は必ず抱き合わせです。8週齢規制だけだと、とんでもない業者のところに幼い命が放置されてしまいます。必ず、8週齢規制と数値規制は抱き合わせで実現しましょう。競り市には何度か行きました。手のひらに乗るほど小さな犬や猫が高々とかかげられて、いくらいくらと値が付く。競り市の会場で、「8週齢規制が必要だ」と競り市の関係者の方に申し上げました。その時は私はまだ衆議院議員だったんですけれども、その方は「藤野先生、これは小さければ小さいほどいいんだよ。小さければ何もわからないから」と言いました。とんでもない話です。私は代々シェパードを飼ってきました。ブリーダーさんから「子犬が産まれたよ」と聞くと、飛んでいきます。それから毎週、犬たちのところに通いました。子犬たち、お母さんから離されると鳴くんです。目が見えない時でも、子犬はお母さんのことをちゃんとわかっていて、もちろんお母さんは我が子のことをわかっている。だから子犬はお母さんを呼ぶんです、お母さんは子犬を探すんです。科学的知見とか言う以前の問題なんです。幼い子を離したら鳴くんです。法律を改正するには、それだけで十分じゃないでしょうか。7週より8週のほうが良いに決まっています。当たり前のことを、私たちの手で実現しましょう。

今回の緊急院内集会ではほかにもたくさんの方が、立法事実や切実な願いを語ってくださいっています。随時ご報告して参ります。どうぞよろしくお願いいたします。


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